寒空の下の紅い木
花たより|2012月12月12日
予期せぬ大雪になった12月初旬。
毎年この時期になると、出回る花材があります。
花や実より、紅い幹が重宝がられています。
ミズキの仲間で、幹が紅くなることから珊瑚水木(さんごみずき)と名付けられた植物です。
初夏には白っぽい小さな花が咲くそうです。
葉っぱは花水木(はなみずき)によく似ていて大きめ。
落葉する頃から、幹の紅色が一段と華やかに目立つようになります。
お洒落な雰囲気から、クリスマスの自由花、アレンジなどに用いられます。
また、お正月の生け花には縁起物としても使います。
幹は柔らかく矯め(ため)もよく効くので、使いやすい材料だと思います。
寒空の下、紅く色付いた珊瑚水木(さんごみずき)の大空に向かって真っ直ぐと、そしていきいきと伸びている姿に元気をもらった気がしました。
花言葉は「洗練」
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