先人たちの大切な植物
花たより|2012月10月17日
どことなく薊(あざみ)にも似ているこの花を私はずーっと、牛蒡(ごぼう)の花だと、思っていました。
雄山火口(おやまぼくち)という名前だとわかり、驚きました。
勢いよく爆発しそうで、植物とは程遠いような呼び名だと思いませんか?
火口(ぼくち)とは、火打石で火を起こす時に使う繊維の事で、この植物の葉っぱの裏についている白い綿毛を採取した物だそうです。火口(ぼくち)の大切な草が生える丘を雄山(おやま)と呼んできたことが名前の由来で、雄山(おやま)を大切に保護していたとか。
現在の生活環境からは到底考えもつかない名前の由来ですよね。
身近なものを大切にしながら生活していた先人たちの賢明さを思い知らされた感じです。
火口(ぼくち)と言われる、葉っぱの裏の繊維はお湯でゆっくりもどすと、蕎麦の繋ぎになり、栽培されているそうです。
それを、「ヤマゴボウ」と呼ぶ地方が多いらしく、私の思い込みもまんざら間違っていたわけではなかったようです。
花言葉もありました。「たくましい」です。
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