「花餅飾り」
花たより|2011月12月21日
花は花でも、今回は生花が全くなくなる雪国の人たちが生みだした、縁起のよいお正月の飾り物です。
写真は、先日18日、こもれびの里で迎春に向けてのイベントがあり、そこで作られた花餅(はなもち)です。
東白川の野山でも、寒い冬に咲く花はほとんどありません。
電気が普及するまでは、天候によっては昼間でも家の中は暗かったはずです。
家の中を少しでも明るくしようと考え、形のよい木の枝に紅白の小さな餅を付け、華やかな花に見立て飾ったのが、花餅(はなもち)だとか。
「花餅飾り」は、かつて、飛騨地方の唯一の産業とも言えた農事に由来し、「五穀豊穣」・「無病息災」・「大願成就」を願い、旧年の感謝の気持ちを込めて各々の家庭の大黒柱に飾られていたともいわれています。(東海美の里百選「正月を彩る」から)
23日に東白川で行われるお松様祭りでも手に入れられるようですよ。
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