東白川村現地見学ツアー開催しました。
東白川村便り|2015月04月20日
フォレスタイルツアー 2015 spring 1st
4月12 日(日)に、東白川村現地見学ツアーを開催しました。
街より少し遅れて満開を迎えた桜がそこかしこに咲き誇り、暖かな陽光が気持ち良い、村内巡りに絶好の日和となりました。
今回は2組様をお迎えし、東白川の家づくりに使われるヒノキが森から伐り出され、集積され、製材され、加工される過程の各施設へご案内しました。
案内役は東白川村製材組合の桂川恒裕さん。
最初に、森から伐り出された丸太が集められる森林組合(木材市場) を訪ねました。
ヒノキ、スギ、サワラ、マツ、いろいろな種類の木が積まれている光景は壮観です。
東白川村が誇る東濃ヒノキ、その特徴は?
といえば、冬場はマイナス15度ほどを記録することもあるくらい冷え込む風土のため、
目が詰まって固く丈夫であることがあげられます。樹の年齢を示す年輪が細かく輪を描いているのはそれゆえです。
一方、九州など暖かい地域で育つヒノキは、年輪の幅が広く柔らかいそうです。
切り口をよく見てみると、中央部は赤みを帯びていて、まわりを囲んでいる部分は白っぽいのが分かります。
「人間で言うならば、赤い部分が大人、白 い部分は子供。柱など建物を支える木材に加工されるのは、
中央の成熟した部分です。まわりの白い部分は床材や壁材に加工されます。」
これほどくっきりと綺麗な輪が見えると、思わず数えたくなります。「いち、に、さん…」
「ここにある丸太の根元部分を元口、てっぺんを末口と言います。元口と末口でも、年輪の数が違ってくるんですよ。」
元口と末口を区別することは、丸太から製材される過程で大事なポイントとなるそうです。
というのも、柱となって住まいを支える際、もともと地に根を張っていた方を下、空高く伸びていた方を上とする必要があるからです。
この他にも、住まいをかたちづくる木材についての豆知識がたくさん詰まった説明に、
「こういう機会がなければ、自分の家に使われる木材がどこから来て、どのような特徴を持っているのか、
分からないもの。参加できて良かった。」と満足のお言葉を参加者様からいただきました。
お昼は、かつてヒノキの種を採取していた母樹林にて、レジャーシートを広げみなさん揃ってお弁当をいただきました。
”山弁”と銘打たれたお弁当は、地元NPOと旅館がコラボして里山を訪れる方たちに東白川の味覚を楽しんでもらおうと
考え出したものです。「どんなお弁当なの?」気になるところですが…食事中も家づくりについ ての話が弾み、
すっかりお弁当の写真を撮りそびれてしまいました。また次の機会にご紹介できればと思います。
フォ レスタイルでは、今後も随時ご希望の方がいらっしゃいましたら、現地見学ツアーにご案内したいと考えております。
お気軽にお問い合わせください。
また、5月31日(日)にお茶摘み体験を企画しています。詳細が決まり次第お知らせいたします。
これからの時期、東白川村は山々の木が芽吹き、緑が眩しいほど美しく清々しい気候の季節が到来します。
ご自身のお住まいをかたちづくる木材のふるさとへ、遊びにいらっしゃいませんか?
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