花たより|2013月01月30日
先週末の大雪の前に家の近くで撮ったものです。
実の色から判断して藪蘭(やぶらん)ではないかと思いますが、どうでしょうか?
赤い実などと比べると魅かれるところが少なく、なんとなく地味です。
目立たないので、鳥の餌にはならないと思いましたが、私の個人的な偏見のようでした。
日向でも日陰でも育ちます。
特に、日陰の庭には欠かせない強健なグランドカバー的な植物です。
お庭のメインにはなりませんが、便利な脇役です
お花は昨年9月に紹介しました。→グランドカバーにいかがですか?
お花良し!実良し!葉っぱ良し!
脇役ではもったいない感じです。
花たより|2013月01月23日
形といい、色合いといい、はなかなかインパクトのある植物だと思いません!?
私には、西洋の童話に出てくる、いじわるなお妃さまがつけている冠を、ちょっとくたびれた干し柿がかぶっているようにみえますが…
ご存じの方もあると思いますが、これは、梔子(くちなし)の実です。
実が熟しても口をあけないので、口無し(くちなし)とも言われるとか。
梔子(くちなし)の実は天然の着色料。
栗きんとんなどの色付けに使われるのはよく知られています。
また、果実は山梔子(さんしし)と言い、漢方薬にも使われています。
秋に色付くと言われていますが、雪に耐え、寒空の下でも木に食らいついている姿に生命力の凄さを感じ、ちょっと感動したので、今回取り上げました。
なんだか、元気をもらった気がしています。
花たより|2013月01月16日
今朝も冷え込みました。最低気温-6℃。
寒い日に、身体を縮めてうつむき加減に歩いていた私の目に飛び込んできたモノが今回の話題です。
地面に5、6個のどんぐりの実が転がっていました。
まわりを見渡しましたが、いつも目にしている木があるだけ。
よくよく、見上げれば木にはまだどんぐりの実がちらほら付いているではありませんか。
この木の存在は知っていましたが、どんくりの実がなる木だとは思いもしませんでした。
“どんぐり”とはクヌギ、カシ、ナラ、カシワなどブナ科の果実の総称なので、実の成る木は私が知っている以上にたくさんあるようです。
葉っぱは、厚みのある堅い物で細長く縁が裏面に向かって反っていました。
また、葉柄が短いという特徴などから考えると、私が見たどんぐりは衝羽根樫(つくばねがし)の実ではないかと思います。
新年早々に可愛らしい姿を見、なんとなくほっこりとした気分になりました。
花たより|2013月01月10日
少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
2013年最初のブログです。
ご存じの方も多いと思いますが、私たちが住む東白川には、お寺が一つもありません。
東白川は神道の村です。詳しくはこちらをどうぞ→東白川村の廃仏毀釈
神道に欠かせない植物といえば、榊(さかき)でしょうか?!
実を付けた榊(さかき)は珍しいのでは…と思い、この写真をアップしてみました。
小さな実には艶があり、黒光りしていました。
6月頃に咲くという白くて小さな花を、今年こそはカメラに収めたいのですが…
語源は神と人との境であることから「境木(さかき)」の意味であるとか。
「榊(さかき)」という字は、神の寄りつく木であることにちなんで我が国で作られたようです。
まだまだ身近な所から学ぶことばかり。
今年もよろしくお願いします。