花たより|2012月07月25日
すぅーと伸びた茎の先に咲く白っぽい花が野山で目立っています。
なんとなく、この草花の正体は知っていました。
が、色々と調べていくうちに、よく似た草花が多く、区別するのに苦労しました。
葉っぱの形、花の色から、乳茸刺(ちだけさし)ではないかと思うのですが…
食用キノコの乳蕈(ちちだけ)を採取した時にこの草花の茎に刺して持ち帰ったことからの命名だとか。
花言葉は「まっすぐな性格」
背筋がぴぃーんと伸びそうな花言葉で,気持ちが引き締まります。
暑い毎日ですが頑張りましょう!
花たより|2012月07月18日
野萱草(のかんぞう)だと思っていつも車の中から眺めていました。
近寄ってみたら、野萱草(のかんぞう)ではなく、藪萱草(やぶかんぞう)であることがわかりました。
見分け方法は、いたって簡単!
花が一重咲きか八重咲きかということです。
情熱的な花色が目を惹きますが、梅雨が開けたこの時期少々暑苦しく感じませんか?
名前は、葉っぱが萱(かや)に似ていることから由来しており、“藪”は“野”よりも人家の近くにある事を意味しているとか。
この美しい花を見ていると物も忘れるという故事から別名、忘草(わすれぐさ)とも言うらしい。
花言葉は「悲しみを忘れる」
花たより|2012月07月11日
数年前にお茶の先生から分けていただいた花が今年、たくさん咲きました。
俗名「タケシマユリ」、茶花として使います。
正式名は百合水仙(ゆりずいせん)…アルストロメリアの仲間です。
百合水仙(ゆりずいせん)からは、普通に出回っている、アルストロメリアのような華やかさは感じられません。
野性的な印象を受けるのは私だけでしょうか?!
南米の山地が原産で昭和初期に渡来したとか。
赤い花弁と黒い斑点の模様が何となく異国情緒を感じます。
花言葉は「持続」
切り花として使ってもよく持ちますし、花期も長いように思います。
茶花として使うと右のような感じになります。
花たより|2012月07月04日
京鹿子(きょうかのこ)
この時期の、茶花の定番です。
和の風情が、お茶席にしっくり馴染みます。
花の姿を京都の絞り染め「鹿の子絞り」に例えたのが名前の由来だとか…
同じ時期に咲く、下野(しもつけ)の花によく似ていますが、それよりも繊細な感じがします。
一番の違いは葉っぱの形です…モミジ型の葉っぱが京鹿子(きょうかのこ)です。
花言葉は「無益」
どうして、優しい雰囲気の花に、こんな意味の花言葉がついたのか疑問です。