花たより|2011月12月28日
ヨーロッパ原産で、江戸時代に野菜として渡来。
結球しない緑色のケールというキャベツが改良され、低温で、葉が美しく発色するようになり、紅白の色合いが、おめでたいことからお正月飾りとして現在のように親しまれるようになったようです。
重なり合った葉が牡丹の花のように美しいことから葉牡丹(はぼたん)といわれるようになったとか。
丸い葉の東京葉牡丹、縮緬状の葉の名古屋葉牡丹などに大別される。
花は4月頃菜の花に似た花が咲きますが、どちらかというと冬の間、葉を愛でる観賞植物です。
花言葉は「慈愛」「利益」
フォレスタイル事務局も本日28日が仕事納めです。
一年ありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えください。
花たより|2011月12月21日
花は花でも、今回は生花が全くなくなる雪国の人たちが生みだした、縁起のよいお正月の飾り物です。
写真は、先日18日、こもれびの里で迎春に向けてのイベントがあり、そこで作られた花餅(はなもち)です。
東白川の野山でも、寒い冬に咲く花はほとんどありません。
電気が普及するまでは、天候によっては昼間でも家の中は暗かったはずです。
家の中を少しでも明るくしようと考え、形のよい木の枝に紅白の小さな餅を付け、華やかな花に見立て飾ったのが、花餅(はなもち)だとか。
「花餅飾り」は、かつて、飛騨地方の唯一の産業とも言えた農事に由来し、「五穀豊穣」・「無病息災」・「大願成就」を願い、旧年の感謝の気持ちを込めて各々の家庭の大黒柱に飾られていたともいわれています。(東海美の里百選「正月を彩る」から)
23日に東白川で行われるお松様祭りでも手に入れられるようですよ。
花たより|2011月12月14日
今朝は、ずいぶん冷え込みました…外は霜で真っ白でした。
茶室で初めて、目にした時、思わず顔がほころんでしまいました。
趣のある姿はもちろんのこと、名前がいい!
衝羽根(つくばね)といいます。
4枚の羽根がついた実がぶら下がっている姿がユニークで目を惹きます。
羽根つきの羽根に似ていることからついた名前は姿、形から納得できます。
果実は煎って食用に、塩漬けしたものは料理のツマに使うそうです。
かわいらしい姿の衝羽根(つくばね)をお正月の料理の脇にそえるのも目を楽しませてくれていいかもしれませんね。
花言葉は「愛情」
花たより|2011月12月07日
枯れ木が目立つようになって青々とした八手(やつで)の存在に気付きます。
放っておいても、毎年ちゃんと球状にまとまった白っぽい花をつけてくれます。
葉が7~9つに切れ込み、数が多いという意味から命名されたといわれています。
八手(やつで)といって、思い浮かべるのは天狗ではないですか!?
天狗がうちわ代わりに持っている八手(やつで)は、魔物を追い払うともいわれています。
又大きな手にも思える葉が人を招き入れる「千客万来」の諺も意味するとかで、玄関や門など人の出入りする所に植えられているのを目にします。
厚手の葉は重い感じで陰のイメージがありますが、縁起をかついで庭木にいかがですか?
花言葉は「分別」