花たより|2011月04月27日
桜が終わる頃から咲き始めた花桃(はなもも)。
私はなぜかこの風景を目にすると、むかし話の花咲か爺さんを思い出します。
白、ピンク、赤のやわらかい色合いの景色を花咲か爺さんが作り出したような気がしてならないのです。
ほのぼのとした話を思い浮かべながら眺める山里の風景に癒されます。
中国原産で、花を観賞するために改良され、食用には適さない花桃(はなもも)。
花言葉は「恋のとりこ」
名所に足を運ばれる方は私のように「花のとりこ」になっておられるのでしょう。
花たより|2011月04月22日
踊るように咲いている白い雪柳(ゆきやなぎ)が、あちこちで花盛りです。
珍しさにとびつき分けていただいたものを、挿し木で大きくしたのが、写真のピンクの雪柳(ゆきやなぎ)。
白い雪柳(ゆきやなぎ)は花が小さく清楚な感じがします。
ピンクの雪柳(ゆきやなぎ)の方が一つ一つの花は大きいですが、優しい色合いから可愛らしさを感じます。
しなやかな枝は秋の紅葉も美しいので、花材として重宝されています。
ただ、散る花なので、掃除が大変!
雪柳(ゆきやなぎ)の花言葉は「愛嬌」
ピンクの雪柳(ゆきやなぎ)の花言葉は「懸命」
花たより|2011月04月19日
私は花蘿蔔(はなすずしろ)と呼びますが、私の母は大根草(だいこんそう)と呼びます。
まだ他に呼び名はたくさんあるようです。
諸喝采(しょかっさい)、花大根(はなだいこん)、紫花菜(むらさきはなな)…
この花の魅力は何といっても色。
紫という色合いがステキだと思いませんか!?
春の花は色とりどりで、あちこちに目が行きます。
そんな中で、私は、この花の存在を忘れたくないといつも思います。
花言葉は「競争」
競うように次から次へと咲く花。
花粉症でなければ、花好きにはたまらないベストシーズンです。
花たより|2011月04月15日
「花の木(はなのき)が咲き始めたよ。」
と、知人が知らせてくれました。
昨年、その知人について東白川で一番大きいだろうといわれている山奥にある花の木(はなのき)を見に行ったことを思い出しました。
花の開花時期が過ぎていたので、知人が話してくれた緑の森の中でそこだけが赤くなる光景は、残念ながら見ることができませんでした。
早速、近くの花の木(はなのき)を、見に行きました。
遠目から固まって咲く姿が、紅梅が咲いているように真っ赤に見えました。
近寄って見て、意外な姿に少し驚きました。
東白川にも自生地があり、東白川の「村の木」になっています。
花言葉は「信仰」。
花たより|2011月04月12日
子どもの頃には、姿、形を知らなかった片栗(かたくり)の花。
うつむき加減に咲く可憐な姿、晴れた日にしか開花した姿を見せないデリケートな性質。
「初恋」という花言葉も魅力的です。
風にゆれる姿を眺めていたら、心が穏やかになっていくような気がしました。
早春、他の花に先がけて花を咲かせ、まわりの木々や草が姿を出し賑やかになると地上から姿を消してしまう植物のことを「スプリング、エフェメラル(春のはかない命)」などと呼んでいるそうです。
片栗(かたくり)はその代表的な植物です。
花たより|2011月04月06日
地震、津波そして、福島原発の報道から伝わってくる暗い現状。
「…私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてこれまで生きてきた。…」
こんな記事を新聞で見つけました。
どん底の中から這い上がってきた日本です。
「希望」という花言葉を持つ花…猩々袴(しょうじょうばかま)です。
被災された方の中には、実に前向きな方が多くいらっしゃることに驚き、勇気付けられます。
皆さまに笑顔の戻る日が一日でも早く訪れるよう応援しています。