花たより|2011月02月23日
ありました!ありました!探していたものがありました。
春、山菜の中で、一番早く顔を出す蕗の薹(ふきのとう)です。
さしずめ「春の使者」とでもいいましょうか…
独特の香りとほろ苦さが特徴。
若いものほど、苦味が少なく香りも強くて美味しいとのこと。
「春の皿には苦味を盛れ」と言います。
このほろ苦さは、味覚を刺激し食欲増進効果があるそうです。
確かにふき味噌があると炊きたての白いご飯がすすみます。
蕗(ふき)は日本原産
花言葉は「待望」
ちなみに、蕗の薹(ふきのとう)と蕗(ふき)は植物的には全く同じ植物です。
葉柄を「ふき」、花茎を「ふきのとう」というのが一般的だそうです。
花たより|2011月02月16日
先日、お雛さまを出しました。
お雛さまといえば、桃の花です。
なぜか我が家では昔から飾り付けたお雛さまの横にあったのが猫柳(ねこやなぎ)の枝でした。
寒さの厳しいこの地ではまだまだ桃の花など咲くはずがないので、唯一春の訪れを告げる植物を採ってきたのだと思います。
日本中のどこの川沿いでも見ることができ、柳の中ではいち早く花を咲かせます。
銀白色の柔らかな手触りの花穂を、猫の尾に見立て付いた名であることは想像がつきます。
皮を破って出てくる姿がかわいらしいと思いませんか?
お天気の良い日に川の流れを聞きながら猫柳(ねこやなぎ)を眺めると、平穏な時の流れを感じ、何といえない幸せな気持ちになります。
花言葉は「自由」「率直」
春はそこまで来ていますね。
花たより|2011月02月09日
立春を過ぎた頃から、少しずつ暖かくなったのか、あちこちで梅の開花便りを聞くようになりました。
私は、お正月の生け花に使った梅(うめ)の枝を、暖房の効いている事務所に飾ってみました。
外ではまだまだ硬い蕾なのに、一足も二足も先に咲いてくれました。
ほんのりとした香りがとてもよく、気品のある花で明るい気分にさせてくれます。
中国から奈良時代に渡来し、現在では白梅、紅梅、一重、八重など300以上の品種があります。
漢名の「梅(め)」を、和音読みで「うめ」になったとか。
「ウメにウグイス」と言われ、春の到来を知らせる花。
花言葉は「高潔」「上品」
花たより|2011月02月03日
明日は立春!
最低気温がマイナスになる日が続いていますが、春は確実に近づいているようです。
車から降り、体を丸めて早足で事務所に入ろうとすると、足元の薄紫色の花が目に入りました。
一般的には4月から5月にかけて咲くはずの花が、なぜ咲いているのでしょうか?!
しかもこんな極寒の中ですよ。花自体は、少ししか咲いていませんが、その花の生命力がすごいですよね。
花言葉は「忍耐」…なるほど!
芝のように地を這い、桜(さくら)に似た花を咲かせることから付いた名前の芝桜(しばざくら)。
北米原産で寒暑や乾燥に強いとのこと。
芝桜の名所は全国にあるようですが、東白川にも、とっておきのよい名所がありますよ。
人里離れた山の中で多くの人に見ていただけないのが、残念ですが、本当にここの眺めはすばらしく今から満開に咲いた芝桜(しばざくら)を見るのが待ち遠しいです。