花たより|2010月08月31日
私の大好きな花です。
中国からマレーシア地方が原産で江戸時代に日本に渡来した秋海棠(しゅうかいどう)です。
海棠(かいどう)に似た色の花を秋に咲かせることから付いた名前です。
楚々とした花の姿と柔らかみのある花の色を初めて目にしてから、忘れられない花になりました。
花の姿に風情と癒しを感じます。
鮮やかな緑色の葉っぱと、ピンクと黄の花の色のコントラストも見事です。
日本では、唯一戸外で越冬するベゴニアの仲間で、寒さには強いとのこと。
何年か前の夏の猛暑で、花を殆ど枯らしてしまった私の経験から言えば、半日陰の少し湿り気のある場所の方が育ちやすいようです。
花言葉は「片思い」
左右非対称なハート型の葉を報われない恋心に見立てたそうです。
なるほど!!
花たより|2010月08月27日
梅雨時に咲いていた花の姿を、炎天下の我が家で見つけました。
不思議に思い、調べてみたところ、開花後に剪定すれば、秋まで花は咲くとのこと。
これは、良いことを知り、ちょっと得した気分です。
花の名前は庭七竈(にわななかまど)
葉っぱが、七竈(ななかまど)の葉っぱに似ていることから付いた名前です。
別名を珍至梅(ちんしばい)といいますが、私にはこちらの呼び名の方が馴染みがあります。
コロコロした小さな蕾もかわいいと思いませんか?
この花は満開時よりも、蕾があるくらいの咲き具合の時の方が綺麗です。
枝先に咲く、梅の花に似た白い花には気品と美しさがあり、存在感充分な花です。
挿し木でも根付きますので、庭木にお薦めです。
雨に似合う珍至梅(ちんしばい)に心癒されること間違いなし!
花言葉は「慎重」「賢明」
花たより|2010月08月24日
葉っぱを付けない不思議な花が涼しげに咲いていました。
夏水仙(なつずいせん)という、ヒガンバナ科の花です。
日本の河原や山野に自生するものだそうです。
春に水仙(すいせん)に似た葉を出し、夏に花が咲くので付いた名前だとか。
花と葉っぱが、別の時期に顔を出すとは不思議ですね。
葉がない状態で咲くので、違和感がありますが、花はよく目立ちすっきりした美しさを感じとることができます。
薄ピンク色から感じられるひ弱なイメージと裏腹に、夏空の下で斜め上を向いて凛と咲く花の姿には強さを感じます。
花言葉は「快い楽しさ」
子どもたちの快い楽しい夏休みも残りわずかになってきましたね。
花たより|2010月08月20日
秋の七草で一番色鮮やかで何処に咲いていても目を惹く花。
女郎花(おみなえし)
平安時代半ば頃から、この漢字が使われていたようです。
「おみな」は「女」の意味、「えし」は古語の「へし(圧)」、美女を圧倒する美しさから名付けられたとか。
花言葉は「美人」
女郎花(おみなえし)という花が美人とは言いがたいような気がしますが…
花は切り花として、よく使われますが、開花後ぽろぽろと落ちることと、腐臭がするので、個人的には家の中に入れるより、自然の姿を眺めることをお薦めします。
前に紹介した萩(はぎ)同様、この花もずいぶん早くから咲くものだと驚いています。
匠たちの横顔|2010月08月19日
フォレスタイル事務局からまたまたおめでたい報告です。
工務店「有限会社マルヨ」の牧野勲平さんがご結婚されました。
H22.2.22に入籍され北海道へ新婚旅行されたそうです。
お二人の誕生が8月7日と7月8日ということで
「ラッキー7!」と「末広がりの8」ということで、ご自身いわく「縁起のいいカップルだと思っています」とのこと。
涼しげで美しいお嫁さんを横にちょっと緊張の面持ちの勲平さんですが、普段は実に明るく愉快なお人柄です。
11月下旬には2世も誕生する予定だとか。ますます仕事にパワーがでそうですね。
花たより|2010月08月17日
暑い日が続いていますが、暦の上では、もう秋です。
秋の花と思われる花が先月初めから通勤の道で咲いていました。
こんな天候のため、今年は早咲きかと思いましたが、調べてみたところ、7月の初めから咲くとのこと。
秋の七草の一つ、萩(はぎ)です。
見かけは、なよなよとした趣ですが、生命力はすごいらしい…冬の寒さで枯れたように見えても、春になるといっせいに芽吹き若枝を八方に広げる。このたくましさが生命の再生を思わせることから「生え木(はえぎ)」と呼ばれ、萩(はぎ)になったとのこと。
秋の七草の中でこの花だけが、「秋」の字が使われていて人々に秋を知らせるということです。
マメ科の花はどれも、姿、形、色が愛らしいですね。
小さくて丸い葉っぱがかわいらしさを一段と惹きたてているような気がします。
花言葉は「想い」
万葉集の中で、詠まれた花の第一位…花に自分の想いを詠んだのでしょうね。
匠たちの横顔|2010月08月13日
今年も東白川村の川には大勢の人たちが訪れました。
魚釣りはもちろんですが、川遊びで橋から飛び込んだりボートで川下りをしたりと、若者たちの楽しげな声が聞こえるのは、夏の風物詩です。
そして最近見かけるのが、カヌー。
カヌー教室が開催されたり、予約制でカヌー体験などもしているようです。
フォレスタイルの建築士さんの中に「趣味はカヌー」という人がいらっしゃいます。
可児市の石原・大島設計事務所の石原好弘さんです。
趣味と仕事を上手く調整され楽しまれているようで、楽しそうにお話される姿が印象的です。
事務所では息子さんと二人三脚。よきライバル、よきアドバイザーとしてお互いに刺激されあっているようです。
住宅を依頼する側としては、違う年代の見方がそれぞれ入っているというのは視野が広がるような感覚でありがたいですよね。
カヌーといい、仕事と遊びといい、親子でのセンスといい、いづれもバランス感覚よさそうです。
さて、気になることですが。
村は年に何回か住民による「川掃除」を行います。
来村者に気持ち良く川遊びをしていただくために、夏のはじめと終わりに。
そこで思うことですが、私がいつも清掃する地区は放置されたようなゴミはほとんどないに等しく、とても綺麗です。
村内外の皆さんが、白川を大切に思って綺麗に使用していただけるかと嬉しく思う瞬間です。
いつまでも清流白川であるために、わたしにできる小さなことを続けていきたいと思います。
花たより|2010月08月12日
空木(うつぎ)も多種ですが、そのほとんどが6月頃に咲いてしまいます。
ちょうど、今が見ごろの空木(うつぎ)が、糊空木(のりうつぎ)です。
樹液が和紙をすく時の糊に利用されたことから付いた名前です。
白い大きな花がよく目立つ糊空木(のりうつぎ)は、広い地域に分布し、北海道では「サビタの花」と呼ばれているそうです。
糊空木(のりうつぎ)より「サビタの花」と言った方が響きが良く興味をそそりますよね。
夏の暑い日に、真っ白で円錐状に咲く姿は爽やかで、優しい雰囲気が感じられます。
花言葉は「臨機応変」
材は白く光沢があり、杖や傘の柄に使われ、堅い根はパイプになるとか。
花言葉通り臨機応変な花のようです。
その他, 東白川村便り|2010月08月11日
残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますが、体調はいかがでしょうか?
最近は食べ物の旬というのがわからなくなるほど、年中を通してお目にかかれますよね。
しかし、旬な物を食べると健康でいられるということを聞いたことがあります。
恐らく旬な食べ物は一番美味しく栄養満点、かつ安価で手に入るということからいわれていると思いますが、野菜を作っている我が家にとってはうれしい半面、頭を悩ませることもあります。
ちなみに、今の旬野菜はさしずめ「トマトときゅうり」でしょうか。
今朝も収穫されたちょっと器量悪しの野菜が籠に入れられ、我が家の食卓まで運ばれてきました。
有難いことです。が、これが毎日となるとなかなか工夫が必要になります。
さてと、今日はいかなる調理をしようか。と頭をひねるわけです。
家族の健康よりなにより、脳活性化作用に効果を出している気が…。
とりあえず、好評のトマトときゅうりの冷製パスタにしようかな。
「健康」という言い訳を少しふりかけて、いましばらくはトマトときゅうりの料理が続く予定です。
皆さんも旬野菜を食べて夏を乗り切ってください。
村内の店頭にも朝どり野菜がたくさん並んでいますので、お越しになった際には是非のぞいてみてくださいね。
花たより|2010月08月10日
休耕田に咲いている姫女苑(ひめじょおん)
これだけ見事に咲いていると雑草とはいえ、侮れない美しさです。
明治時代に北米から観葉植物として入ってきたというから、驚きました。
鉄道と共に日本全国に広まり、鉄道草(てつどうぐさ)という別名もあるとか…
現在では、どこでも見かけるたくましい雑草です。
春に咲く、春紫苑(はるじおん)とよく似ていますが、姫女苑(ひめじょおん)の方が花は小さく、数が多く、根元がすっきりしています。又、茎を切ると空洞なのが春紫苑(はるじおん)で、空洞でないのが姫女苑(ひめじょおん)です。
花言葉は「広い交友関係」
それにしても、この花の種をわざわざまく人は、いないですよね!?