花たより|2011月10月18日
野山の景色が、季節の移り変わりを感じるようになりました。
花より実の方がもてはやされる植物の代表の一つ…梅擬(うめもどき)。
葉っぱが梅(うめ)に似ているから付いた名前だとか。
陽ざしを受けて、赤い実が一層、艶やかに見えました。
小さなまん丸いこの植物が、小鳥たちにも、魅力的に映るのでしょうね。
これからの花の少なくなる季節に、明るい印象を与えるので庭木にされる方が多いということです。
皆さんもいかがですか?
花言葉は「深い愛情」「明朗」
花たより|2011月10月07日
ままごとの赤飯に使われた犬蓼(いぬたで)
ある程度の年齢の方には“あかまんま”という呼び名の方が親しみがあるかもしれません。
どこにでも咲いている雑草で、特別目を惹く植物ではないのですが、群生して咲く姿は見応えがあると思いますが、皆さんの感想はいかがですか?
犬蓼(いぬたで)は姿かたちが非常に美しいので、よく画材の対象となるそうです。
つまり、繊細な美を好む芸術家に愛される植物なのです。
花言葉は「あなたのお役にたちたい」
健気な花言葉です。
忘れがちですが、こんな謙虚な気持ちを持ち続けたいと改めて思いました。
花たより|2011月10月04日
我が家の庭にあるイチイの木
少し前からかわいらしい赤い実が目を惹きます。
葉っぱの緑と実の赤色のコントラストがステキです。
果肉は弾力があり甘く、食べられるとか…
しかし、中の丸く黒い種には毒があるので、ご注意を…
木材としては年輪の幅が狭く緻密で狂いが生じにくく加工しやすい、光沢があって美しいという特徴を持ち、工芸品や机の天板、天井板、鉛筆材として用いられ、岐阜県飛騨地方の一位一刀彫が知られる。
岐阜県の「県の木」にもなっています。
花言葉は「高尚」「哀しみ」「慰め」
花たより|2011月09月30日
「白い女郎花(おみなえし)を見た!」と話されているのを耳にしました。
間違いではありません。
花の形も、葉っぱの形も似ているので、色違いだと思われても仕方ないと思います。
女郎花(おみなえし)に比べ、全体的に大きいということで、男郎花(おとこえし)という名前が付いたそうです。
女郎花(おみなえし)程、注目度は高くありませんが、こうしてアップで見ると男郎花(おとこえし)は、白という花色のせいか、清楚で美しく女らしい花だと思いますが…。
「野性味」という花言葉が、「男」という漢字を使った雑草のたくましさを物語っているようですね。
花たより|2011月09月27日
「暑さ、寒さも彼岸まで…」とは、よく言ったもので、朝晩の空気がひんやり感じ、暖房器具が恋しい時期となりました。
このまま、寒くなるかと思うと、なんだかさみしくなりますね。
前回紹介した蔓人参(つるにんじん)の傍に咲いていたのが写真の草牡丹(くさぼたん)です。
くるっと花弁の先がカールしたユニークな花の姿がかわいらしいですよね。
控えめな印象と優しい色合いで心が和みました。
よくよく見ていると、茎が木質化して、花に似合わないような気がし、意外でした。
葉っぱの形が牡丹(ぼたん)に似ているから付いた名前だとか。
まだまだ野山には、珍しい野草たちが人目に付かない場所で美しい姿を見せているのでは…と、感じたひと時でした。
花言葉は「思慕」
花たより|2011月09月21日
花好きの友人から「これ、知ってる?」というメールが写真と一緒に届きました。
早速、実物を見に出かけました。
花色が地味でうつむき加減に咲いていたので見つけるのに苦労しましたが、近くの植物にくるくる巻き付いて咲いていました。
蔓人参(つるにんじん)というキキョウ科の仲間だとか。
そういえば、写真の花の後ろにある風船型のつぼみは、どことなく桔梗(ききょう)のつぼみと似ていませんか?
ツル性で根が朝鮮人参に似ていることから付いた名前だそうです。
根が朝鮮人参と似ているので、やはり薬用として用いられているとか。
花言葉は「執着」
花たより|2011月09月16日
今頃になると美しい姿が目立つようになる花。
角虎尾(かくとらのお)です。
北アメリカ原産で、日本の気候にもよく合うらしく、放っておいても育つのであちこちで見られます。
子どもの頃からよく目にしていて、知っている花ですが、今回改めて見ると、群生する姿は見事で、花色が涼しげで見栄えもすると感じました。
花穂を虎の尾に見立て、さらに茎が角張っているので、この名がついたそうです。
花言葉は「希望」「達成感」
花たより|2011月09月13日
事務局の緑のカーテン…以前紹介した時より、随分茂って役目を果たしているようです。
どんな花が咲くか楽しみにしていましたが、これでした。
南国情緒を漂わせる紅葉葉樓紅草(もみじばるこうそう)
色が強烈ですよね。でも、この夏らしい色が私は気に入っています。
もみじのような葉っぱが特徴で、名前も納得できます。
もう一つはこれです。
八重咲きの朝顔…丸葉朝顔(まるばあさがお)のサンライズセレナーデ。
花はバラのようにも見えますが、つぼみは確かに朝顔のようにクルクル巻いています。
こんな形のお菓子があったような…この姿が、可愛らしいですよね。
新しい発見もあり、今年の緑のカーテンは大成功だったのでは…と密かに思っています。
花たより|2011月09月09日
草取りを少し怠った所に見事に咲いてしまいました。
花の名前とは信じがたい植物…荒地盗人萩(あれちぬすびとはぎ)です。
荒地に育つ盗人萩(ぬすびとはぎ)の意味
(盗人萩(ぬすびとはぎ)は実の形が盗人の忍び足の足跡に似ていることで付いた名前)
北アメリカ生まれの帰化植物で、盗人萩(ぬすびとはぎ)より大きく、花も華やかです。
繁殖力が強く、どんどん増えます。
くっつき虫と呼んで、衣類に実が付くと取り除くのに厄介で、みなさんにも覚えがあるのでは…
全く憎らしい植物ですが、花は意外と可愛く、目を惹きますよね。
花言葉は 「思案」「内気」「前向きな恋」
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花たより|2011月09月06日
道路脇にかわいらしく咲いていた紫詰草(むらさきつめくさ)
車から降りて、カメラに収めてしまいました。
懐かしい花の一つです。
何処にでもある白詰草(しろつめくさ)と違って、紫詰草(むらさきつめくさ)はあまり見かけないので、見つけると、嬉しくなりませんか!?
白詰草(しろつめくさ)より、大きめで茎が立ち上がり、葉っぱが花のすぐ下にありますね。
優しい色合いと、可愛らしい形に、癒されます。
紫詰草(むらさきつめくさ)の花言葉は「勤勉」「実直」