花たより|2012月08月01日
庭のホオズキが色付き始めました。
漢字で書くと「鬼灯(ほおずき)」
「ええっ!この可愛らしい実をつけたこの植物にどうして“鬼”の字が付くの!?」…驚きです。
実が赤く怪しげな提灯の印象からだとか。
そう言われれば、なんとなく納得できそうだけど…
原産地は東南アジアで観賞用や食用として栽培されているとか。
花は白色で小さく、うつむいて咲くのでなかなか見る機会はないかも…
右の写真は1ケ月程前に撮った鬼灯(ほおずき)の花です。
花言葉は
「心の平安」「不思議」「自然美」「私を誘って下さい」「頼りない」「いつわり」
なんとなく懐かしく、心を癒してくれますね。
花たより|2012月07月25日
すぅーと伸びた茎の先に咲く白っぽい花が野山で目立っています。
なんとなく、この草花の正体は知っていました。
が、色々と調べていくうちに、よく似た草花が多く、区別するのに苦労しました。
葉っぱの形、花の色から、乳茸刺(ちだけさし)ではないかと思うのですが…
食用キノコの乳蕈(ちちだけ)を採取した時にこの草花の茎に刺して持ち帰ったことからの命名だとか。
花言葉は「まっすぐな性格」
背筋がぴぃーんと伸びそうな花言葉で,気持ちが引き締まります。
暑い毎日ですが頑張りましょう!
花たより|2012月07月18日
野萱草(のかんぞう)だと思っていつも車の中から眺めていました。
近寄ってみたら、野萱草(のかんぞう)ではなく、藪萱草(やぶかんぞう)であることがわかりました。
見分け方法は、いたって簡単!
花が一重咲きか八重咲きかということです。
情熱的な花色が目を惹きますが、梅雨が開けたこの時期少々暑苦しく感じませんか?
名前は、葉っぱが萱(かや)に似ていることから由来しており、“藪”は“野”よりも人家の近くにある事を意味しているとか。
この美しい花を見ていると物も忘れるという故事から別名、忘草(わすれぐさ)とも言うらしい。
花言葉は「悲しみを忘れる」
花たより|2012月07月11日
数年前にお茶の先生から分けていただいた花が今年、たくさん咲きました。
俗名「タケシマユリ」、茶花として使います。
正式名は百合水仙(ゆりずいせん)…アルストロメリアの仲間です。
百合水仙(ゆりずいせん)からは、普通に出回っている、アルストロメリアのような華やかさは感じられません。
野性的な印象を受けるのは私だけでしょうか?!
南米の山地が原産で昭和初期に渡来したとか。
赤い花弁と黒い斑点の模様が何となく異国情緒を感じます。
花言葉は「持続」
切り花として使ってもよく持ちますし、花期も長いように思います。
茶花として使うと右のような感じになります。
花たより|2012月07月04日
京鹿子(きょうかのこ)
この時期の、茶花の定番です。
和の風情が、お茶席にしっくり馴染みます。
花の姿を京都の絞り染め「鹿の子絞り」に例えたのが名前の由来だとか…
同じ時期に咲く、下野(しもつけ)の花によく似ていますが、それよりも繊細な感じがします。
一番の違いは葉っぱの形です…モミジ型の葉っぱが京鹿子(きょうかのこ)です。
花言葉は「無益」
どうして、優しい雰囲気の花に、こんな意味の花言葉がついたのか疑問です。
花たより|2012月06月27日
「何、これ?」「綿菓子みたい…」「ええっ!?…花なの?」
ずいぶん前ですが、この花に最初に出会った時の私の感想です。
生け花(特に自由花)の材料として使うとなかなかお洒落になり、それ以降ファンになりました。
大きな木になるせいか、最近はあちこちで見かけるようになり、身近な花になってきたように思います。
花自体は5㎜程の小さなもので、綿菓子のようにふわふわと見える物は柄なんだとか…
煙のように見えるから「スモークツリー」と命名された事にも納得ですね。
花言葉も「煙に巻く」
なんとも不思議な雰囲気の花です。
そうそう、ウルシ科の植物なので、かぶれる方も稀にあるようですので、ご注意を!
花たより|2012月06月20日
触ると粘つき、名前からの印象が良くない花でした。
今まで、「ハエトリソウ」と呼んでいたこの花の正式名が虫取撫子(むしとりなでしこ)などという、ちょっと可愛らしい名前だったなんて。
少し見直した!というか、印象が変わってきました。
葉っぱの下の節近くで粘着性の分泌物を出すため虫がよく付くことからの命名だとか。
ヨーロッパ原産で江戸時代に伝わり、現在では至るところで見かけるようになりました。
鮮やかな花色のため、群れをなして咲く姿には目を惹かれます。
一つ一つの花もよく見れば、端正な花形で、敬遠していたことが申し訳なく思えてきました。
花言葉は「未練」「しつこさ」「罠」
花たより|2012月06月13日
我が家の庭で毎年色鮮やかに咲く庭藤(にわふじ)。
赤紫の花と緑の葉っぱのコントラストが目を惹きます。
花と葉っぱの形が藤(ふじ)の花に似ていることからの命名です。
藤(ふじ)の花のようにツル性ではなく、木ですが、高く育とうとはしないで、横へ広がろうとするようです。
もう何年と咲いているので、比較的丈夫で扱い易い植物ではないかと私は思います。
花言葉は「しなやかな体」
風に揺れる姿はしなやかでした。
花たより|2012月06月06日
黄色い花(雑草)が集団で咲く光景があちこちで見られるようになりました。
よくよく、観察すると背丈、花の形、葉っぱに微妙な違いがあり、少なくとも3種類ぐらいの花があるようです。
今回私が写真に納めた花は背丈が2mぐらいになるという顔剃菜(こうぞりな)
茎などの剛毛から、男性の髭(ひげ)を剃るという意味で顔剃菜(かおぞりな)から転訛したとか。
名前の由来にあるように、触るとチクッと痛さを感じる小さな毛が茎全体にあります。
しかし、この剛毛がこの花の決め手になるということです。
一般的には厄介な雑草ですが、集団で咲いていると鮮やかな黄色の花は目を惹き、なかなかきれいな眺めだと私は思いますが…
花言葉「私に触らないで」
本当に触らない方がいいですよ。
花たより|2012月05月30日
庭で草取りをしていたら、姿が見えてきた花…立浪草(たつなみそう)です。
花の咲き方と模様が「泡立つ波」を連想させることが名付けの由来だとか。
ネーミングに納得し、知り合いから分けていただいたのに、すっかりこの花のことを忘れていました。
小さな花ですが、時期になれば咲いてくれるんですね。
たくましさを感じた瞬間でした。
一緒にいただいた白花も清楚な感じがして気に入っています。
ただ、この花言葉が私にはちょっと重いかも…
「私の命を捧げます」
どうですか?