花たより|2011月05月20日
和名…紫丁香花(むらさきはしどい)、フランス名…リラ、イギリス名…ライラック
あなたはどう呼んでいますか?
優しい色合いと可愛らしい姿に惹かれます。
ヨーロッパ原産で、庭木として、人気の高い花木です。
日本へは1890年アメリカ人のクララ・スミス女史が札幌へ持ち込んだのが初めてで、以来、香りと優しい花の色が好まれ、日本全国に広まったようです。
寒冷地のイメージの花ですが、本州でも育てることができるので、庭木にいかがですか?!
花言葉が「若者の無邪気さ、初恋」
花たより|2011月05月17日
今年も咲いた、我が家の牡丹(ぼたん)です。
「王者の風格」という花言葉通り、豪華で堂々とした姿です。
毎年この時期になると私たち家族の目を楽しませてくれます。
牡丹(ぼたん)と芍薬(しゃくやく)の区別がわからないという方が多いのですが、実は私もその一人でした。
牡丹(ぼたん)は木で、芍薬(しゃくやく)は草だというと一番わかりやすいのでは…
気をつけて観察すると、我が家の牡丹(ぼたん)は、冬でも木…幹だけが枯れたように残っています。
草だと言われる芍薬(しゃくやく)は寒い間、いつも咲く場所には影も形もありません。
ずいぶん老木になった牡丹(ぼたん)ですが、変わらず咲く姿に励まされます。
花たより|2011月05月13日
苧環(おだまき)の花です。
苧環(おだまき)という紡いだ麻糸を丸く巻く道具が花の形に似ていることから名付けられたとか。
私の頭にすぐ思い浮かぶのは「小田巻(おだまき)」という餡がたっぷり入ったあまぁいお菓子ですが…。
食欲をそそられるネーミングで困ります。
色がなんとも言えず、高貴な感じで魅力的です。
高山植物ですが、栽培しやすいことから、家の庭先でも目にするようになりました。
茶花として活けられた姿は凛として、こちらまで背筋がピンとなり格別です。
花言葉は「あの人が気がかり…」
花はもちろんですが、私はお菓子の「小田巻(おだまき)」も気がかりです。
花たより|2011月05月10日
ゴールデンウィークは皆さまいかがお過ごしでしたか?
新緑の美しい季節になり、車を走らせると、目に飛び込んでくるのは道沿いに咲く、鮮やかな色の山吹(やまぶき)です。
5月の風に気持ちよさそうに揺れ動いている姿は季節の移り変わりを感じます。
この花の色を元にしてヤマブキ色が出来たというのがすごい事だと私は思います。
絵具にも、色鉛筆にも、確かに「ヤマブキ色」はありました。
花は可憐で、凛とした美しさが漂い、「気品が高い」という花言葉がぴったりです。
花たより|2011月05月04日
冬の定番の花パンジー、ビオラなどの耐寒温度ってご存知ですか?
マイナス5℃だそうです。
それより更に10℃も低い耐寒温度がマイナス15℃といわれている花があります。
「冬知らず(ふゆしらず)」です。
冬の寒さなど関係なく咲くことから付いた名前であることは言うまでもありませんね。
しかし、私たちの住む地方では、真冬に姿を見ることはなく、少し暖かくなってから見かけます。
直径1センチ程の小さな花ですが、ぬくもりを感じる色なのでよく目立ちます。
5年程前に植えた我が家の冬知らず(ふゆしらず)も、今、庭のあちこちで元気いっぱいに咲いています。
花言葉は「悲痛」「別れの悲しみ」
花たより|2011月04月27日
桜が終わる頃から咲き始めた花桃(はなもも)。
私はなぜかこの風景を目にすると、むかし話の花咲か爺さんを思い出します。
白、ピンク、赤のやわらかい色合いの景色を花咲か爺さんが作り出したような気がしてならないのです。
ほのぼのとした話を思い浮かべながら眺める山里の風景に癒されます。
中国原産で、花を観賞するために改良され、食用には適さない花桃(はなもも)。
花言葉は「恋のとりこ」
名所に足を運ばれる方は私のように「花のとりこ」になっておられるのでしょう。
花たより|2011月04月22日
踊るように咲いている白い雪柳(ゆきやなぎ)が、あちこちで花盛りです。
珍しさにとびつき分けていただいたものを、挿し木で大きくしたのが、写真のピンクの雪柳(ゆきやなぎ)。
白い雪柳(ゆきやなぎ)は花が小さく清楚な感じがします。
ピンクの雪柳(ゆきやなぎ)の方が一つ一つの花は大きいですが、優しい色合いから可愛らしさを感じます。
しなやかな枝は秋の紅葉も美しいので、花材として重宝されています。
ただ、散る花なので、掃除が大変!
雪柳(ゆきやなぎ)の花言葉は「愛嬌」
ピンクの雪柳(ゆきやなぎ)の花言葉は「懸命」
花たより|2011月04月19日
私は花蘿蔔(はなすずしろ)と呼びますが、私の母は大根草(だいこんそう)と呼びます。
まだ他に呼び名はたくさんあるようです。
諸喝采(しょかっさい)、花大根(はなだいこん)、紫花菜(むらさきはなな)…
この花の魅力は何といっても色。
紫という色合いがステキだと思いませんか!?
春の花は色とりどりで、あちこちに目が行きます。
そんな中で、私は、この花の存在を忘れたくないといつも思います。
花言葉は「競争」
競うように次から次へと咲く花。
花粉症でなければ、花好きにはたまらないベストシーズンです。
花たより|2011月04月15日
「花の木(はなのき)が咲き始めたよ。」
と、知人が知らせてくれました。
昨年、その知人について東白川で一番大きいだろうといわれている山奥にある花の木(はなのき)を見に行ったことを思い出しました。
花の開花時期が過ぎていたので、知人が話してくれた緑の森の中でそこだけが赤くなる光景は、残念ながら見ることができませんでした。
早速、近くの花の木(はなのき)を、見に行きました。
遠目から固まって咲く姿が、紅梅が咲いているように真っ赤に見えました。
近寄って見て、意外な姿に少し驚きました。
東白川にも自生地があり、東白川の「村の木」になっています。
花言葉は「信仰」。
花たより|2011月04月12日
子どもの頃には、姿、形を知らなかった片栗(かたくり)の花。
うつむき加減に咲く可憐な姿、晴れた日にしか開花した姿を見せないデリケートな性質。
「初恋」という花言葉も魅力的です。
風にゆれる姿を眺めていたら、心が穏やかになっていくような気がしました。
早春、他の花に先がけて花を咲かせ、まわりの木々や草が姿を出し賑やかになると地上から姿を消してしまう植物のことを「スプリング、エフェメラル(春のはかない命)」などと呼んでいるそうです。
片栗(かたくり)はその代表的な植物です。